2015年12月14日月曜日

動画やテレビを倍速で見て時間を節約する方法~考え方とトレーニング~




動画はとてもパワフルな情報メディアです。

文字や音声だけのメディアとは異なり、文字情報、視覚情報、音声情報を複合的に得ることができるため、理解が簡単で記憶として定着しやすいという特徴があります。

しかし、視聴している間は注意力が全て動画に向けられるため、その時間を減らすことは、とても重要です。

そこで、当エントリーではテレビや動画の視聴を節約する方法を説明したいと思います。

例えば、テレビの1時間番組であれば、CMやオープニングが約15分程度、コンテンツ自体が45分程度であるため、これを2倍速で見れば約22分と、なんと1/3の時間まで圧縮することができます。

最近の録画機やYoutubeなどの動画プラットフォームには、再生速度を変更する機能があるため、これを利用して、2倍速で見るトレーニングを行いましょう。


◎動画視聴する時間を節約する基本的な考え方

①テレビはリアルタイムで視聴しない

もっとも重要なのはテレビをリアルタイムで視聴することを一切しないという考えです。

リアルタイムで視聴する場合、
・情報の取得が受け身になってしまう
・CMや番宣など意味のない情報に時間を割いてしまう
・次の番組等ダラダラとテレビを見続けてしまう
という弊害があります。

実際、私はここ5,6年は自宅でテレビのリアルタイム視聴した覚えがありません。

②何のために倍速で見るのか目的を明確にする

そもそも何のために倍速で見るのか目的を明確にする必要があります。それを意識しないと2倍速で見ることを習慣化することはできません。その理由は大きく分けて、
・倍速視聴することで情報を素早く能動的に取得する
・倍速視聴によって余った時間を他の有意義な時間に回す
・倍速視聴によって頭の回転を早くする
の3つになると思います。この目的がはっきり意識しないとトレーニングを挫折してしまいます。
(実際、私は1度倍速で見るのに億劫になり、通常速度での再生に戻ったことがあります(笑))


③倍速で見るのに適さないジャンルを知る

基本的に全ての動画については倍速でみることは可能ですが、適さないジャンルも存在します。

それは、ストーリーや言語情報によらない情報で構成され、感情や情緒に働きかける分野です。音楽や芸術関係の番組は、ピッチや間が特に重要になるため倍速での視聴は適しません。それ以外にも、演出や表現方法に重点を置いた映画やドラマ、アニメ等も同様です。

なぜここでいきなり適さないジャンルを話したのかというと、逆に言えば上述のジャンル以外は全て倍速でみても良いことになります。何を倍速で見るかについては個々人の趣向によるため自身で"何を倍速再生しないか"と決めることでそれ以外は倍速で見るように考えた方が良いと思います。

ちなみに私は倍速再生しないのは音楽と映画のみと決めて、それ以外を倍速再生するようにしています。

◎2倍速で見るトレーニング

それでは実際にトレーニングをはじめましょう。

①トレーニングに適したジャンルを選び録画する

倍速視聴のトレーニングに適したジャンルはニュース番組です。

情報を深掘りする教養番組などとは異なり、ニュース番組は情報を多くの人に対して素早く分かりやすく伝達するという目的で構成されているため、伝えられる情報自体は難しくありません。
(私は2倍速で見る習慣をつけるために利用した番組はテレビ東京のワールド・ビジネス・サテライトでした。最近のライトなビジネス情報を得ることができ、毎日放送しているためトレーニングに最も適したコンテンツです。)

練習台としては、自分の知識や興味レベルにあった番組を利用するのが習得するには良いので、よく見るニュース番組や情報番組を録画しましょう。



②2倍速まで再生速度を上げる方法

実は2倍速で見ることは難しいことではありません。
ただ、最初からいきなり2倍速でみると脳がついていかないため、徐々に慣らしていくという過程が必要です。

第一段階:自分にとって無理がない速度を知る

まずは、自分に無理がない速度を1.1倍から始めて速度を上げて探して下さい。
1.1倍→1.2倍→1.3倍というふうに再生速度を上昇させます。ちなみに私は最初は1.5倍速が限界でした。
そして、自分の理解がついていかなくなる速度の手前で固定し、その速度での視聴を数日間続けて下さい。

第二段階:慣れたら徐々に速度を徐々に上げ2倍速で見れるようにする

第一段階で無理のない再生スピードに慣れてきたら、速度を少しづつ上げていきましょう。数日間で2倍速でも苦しくない状態になるはずです。

第三段階:情報を取捨選択し、内容をまとめる訓練をする

2倍速の視聴に慣れてきた場合は、ただ漠然と見るのではなく、以下の様な訓練をすることで情報取得のスキルも上げることができます。

・興味のない情報や既知の情報は10倍速でスキップし、テロップの確認で情報を補完し情報取得のスピードを上げる
・2倍速や10倍速で見た情報の要点を3点にまとめる


第四段階:他のジャンルも全て2倍速で見て習慣化する

ニュース番組を見る速度が上がったらバラエティ番組やお笑い番組、ドキュメンタリーなどでも挑戦してみましょう。ニュース番組などの情報を取得するだけでなく、これらの番組も実は2倍速でも楽しめることに気づくはずです。
(ここらへんは各人の好みなので、ジャンルによって倍速にするかどうかを判断して下さい)

ただし最も重要なのは倍速で見ることを習慣化し持続させること。
倍速で楽しめるようになれば、全ての動画を倍速で見たくなります。逆に通常の速度だと遅く感じるようになるため期せずしてリアルタイム視聴をすることがなくなり、習慣化することになります。

それでは楽しい倍速視聴ライフを!(笑)

Youtubeを倍速再生する方法2
Youtubeを倍速再生する方法1

2015年12月5日土曜日

データ保有こそが人工知能ビジネスのコアコンピタンス


とても面白い記事をWIREDが出していました。
グーグルは、なぜAIエンジンをオープンソース化したのか?

この記事の要点は、
「企業はデータ重視型になると、ソフトウェアをオープンソース化する傾向があります。自分たちが、他のどの企業もアクセスすることができない独自データを所有しているということを知っているのです」
「興味深いのは、企業が大量のデータを買い込むのと同時にアルゴリズムをオープンソース化しているということです」と彼は言う。「機械学習のために何が必要かという見方をすれば、これらの企業がいったい何に“はっている”のか、いかにも明白です」

  とあるように、人工知能で強みを発揮するためには、データが重要でデータ自体をクローズし保有しつつも、アルゴリズムをオープンソース化することによってエコシステムを構築することが目的であると述べています。